歯科衛生士が解説する歯医者さん入門講座

ベテラン歯科衛生士が虫歯や口腔衛生等についてアドバイスします。

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歯の構造

歯の構造

  
  
  歯茎よりも上の、お口の中に見えている部分を「歯冠」(しかん)
  と呼びます。歯茎よりも下の、歯の根の部分を「歯根」(しこん)
  と言います。


  下記の図は、下の前歯を縦に切った、断面図です。
  奥の歯も、形は違いますが、構造は同じです。
  歯の外側から順番に解説して行きます。

        歯の構造③



  エナメル質

   お口の中に見えている部分は、このエナメル質です。
   エナメル質は、水晶とほぼ同じぐらいの硬さで、人間の
   身体の中でもっとも硬い組織です。
   エナメル質は、鎧のように歯の表面を覆って、歯を守って
   います。色は半透明で、1ミリ~2ミリ程度の厚みがあります。    

 
  象牙質

   歯の中核を成す部分です。エナメル質より少し柔らかく、
   歯の神経の周りを覆っています。年齢と共に色が少し濃く
   なります。象牙細管と言う細い管が、神経から表面に向か 
   って走っています。
   歯の色は、象牙質の色が大きく関わっています。
  
  セメント質

   歯の根の部分を覆っています。エナメル質の途切れる所から
   歯の根の先まであり、根の先に行くに従って、厚みを増して
   いきます。20~200マイクロメートルと厚みに差があり
   ますが、歯の組織中最も薄く柔らかいところです。表面には
   歯根膜と言う繊維がつながっていて、歯はこの繊維によって
   骨の中にとどまっています。
   セメント質は再生能力が高く、一生作られ続けます。
 
  歯髄(しずい) 

   歯の神経は、血管と共にこの中を通っています。歯の一番内
   側で周りの組織にしっかりと守られています。歯は、ここを
   通る血液から栄養をもらっています。
   歯髄は若い頃は活発で年齢と共に小さくなり、その働きも弱
   くなっていきます。  
   刺激に対してとても敏感で、象牙質を修復する力もあります。

   
   歯はこれらの組織によって作られています。歯は、歯茎の下
   にあるあごの骨に1本づつ植わっています。歯根膜がある事で
   歯は骨の中に留まり、また衝撃から守られています。
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| お口の中の基礎知識 | 17:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プラークとは

  
プラークは、虫歯や歯周病の原因となっている、歯にくっついている、細菌のかたまりです。粘り気があり、うがいでは取る事はできません。独特の臭いを持ち、歯の色に近い色をしているので、歯と見分けるのは難しいです。

プラークがあるかどうかは、舌で触ってみると分かります。ぬめりがあったり、ざらつきがあればそれがプラークです。その場所を、爪や楊枝でこすってみると、簡単にとれます。

プラークの中にいる、歯や歯肉に害をもたらす細菌の量が増える事によって、お口の中の病気を進行させます。虫歯は必ずプラークの下に出来ます。

時間がたつとともに、プラークの量は増え、細菌の数も多くなります。プラークの中で、虫歯を作る細菌が活発に働いて「酸」を出し、それが歯を溶かして虫歯を作ります。また、歯肉に害のある細菌が放つ毒素によって、歯茎にも炎症をもたらします。歯茎の炎症も、プラークと接している所に起こります。
  
プラークの中の細菌は虫歯菌の量よりも、徐々に歯茎を害する病原菌の方が増えていきます。この病原菌は、空気を嫌うために、プラークが増える事で、居心地が良くなるからです。

炎症が起きてもそのままにしていると、やがて歯茎の中へと炎症が広がり、歯を支えている大切な骨を溶かしてしまいます。この様に、骨が溶けた状態を、「歯周病」と呼んでいます。

プラークのもう一つの特徴が、お口の中に長時間いる間に唾液などの成分と反応して、歯石になる事です。歯石になってしまうと、歯ブラシで磨いても、取り除く事は出来ません。
    
  
  

| お口の中の基礎知識 | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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歯石とは

歯石と言うのは、歯に付着したプラークが、唾液や、歯肉の中から出て来る体液のカルシウム成分と反応して、固くなった物質です。 歯石には2種類があり、歯茎よりも上にある歯石と、歯茎よりも下の、歯の根っこに付着する歯石に分けられます。

歯茎よりも上についている歯石は、黄白色で、下についている歯石は黒っぽい色をしています。色が黒っぽいのは、血液の中のヘモグロビンを含んでいるからです。この事からも、歯の根に付いた歯石の方が、お口の中にダメージを与えている事が分かります。 

 
siseki 2 DSC06039

 
歯茎より上にある歯石                歯茎より下にある歯石


上記の写真で、歯茎の淵に沿って帯状にくっついている物質が歯石です。右の写真の歯は、歯周病によって歯茎が下がったため、歯の根の上部が見えていて、そこに歯石が付着しています。

歯石自体には、細菌はいませんが、細菌の放つ毒素は存在しています。また、歯石が付着する事によってプラークがくっつきやすくなります。歯石の表面がざらざらしているためです。結果的に、細菌の住みやすい環境が作られてしまいます。

歯石のたくさん付いている歯肉は炎症も進んでいます。特に、歯茎よりも下に歯石の付いている歯は、ほとんどの場合が歯周病にかかっています。歯石は、時間の経過とともに強固になり厚みも増していきます。歯肉の下にある歯石の方が、頑丈でなかなか取れません。どちらの歯石も歯ブラシでは取り除く事は出来ませんが、歯医者さんで、機械や器具を用いて取り除く事が出来ます。


 
   
 

| お口の中の基礎知識 | 17:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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子供の歯

  
子供の歯は、真ん中から奥に向かって5本づつ生えていて全部生えそろうと20本になります。生後6カ月ごろから生え始め、2歳半ごろまでに全部の歯が生えそろいます。個人差が大きく、半年ぐらいのずれがあります。
 乳歯列250
乳歯列下250

    上の歯                          下の歯

  
乳歯列



上の歯よりも、下の歯の方が早く生え、前歯から順番に生えてきます。ただし、前から3つ目の犬歯は、上下とも前から4番目の第一乳臼歯が生えて来たその後から生えてきます。生える順序にも個人差があるので、2歳半~3歳ごろの間に、20本生えていれば、特に心配は要りません。

乳歯は永久歯よりも綺麗な白い色をしています。特に生えたばかりの乳歯はほんの少し青みがかっていて、とても綺麗です。けれども、歯質は永久歯よりも弱く、虫歯になりやすいです。

乳歯が生えて来ると同時に、あごの骨も徐々にも発達していきます。永久歯が生えて来るスペースを作るために、乳歯の歯と歯の間には徐々に隙間があくようになります。 

隙間ができると心配になるかと思いますが、あごの骨がしっかり発育している証拠です。良く噛む事で、しっかりとしたあごへと成長します。乳歯とくらべて、永久歯は縦にも横にも大きいです。それで、乳歯と乳歯の間に隙間をつくって、そのスペースを利用して永久歯がはえてきます。

| お口の中の基礎知識 | 12:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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6歳臼歯

子供の歯は、永久歯が生える準備が出来ると、歯の根がだんだん吸収されて短くなり、やがて抜け落ちます。20本ある乳歯は、全て抜け落ち、抜けた所に、永久歯が生えてきます。

ところが、乳歯がもともと生えていない歯肉に、直接生えて来る永久歯があります。この歯は。6歳臼歯とよばれる、物を噛むのに最も重要な役割を持っている大事な永久歯です。何処に生えて来るのかと言うと、乳歯列にある一番後ろの奥歯のその後ろの歯茎です。生え換わる歯と違い、歯茎から直接生えてくるため、乳歯と間違えてしまう事があります。

乳歯の奥歯は、片側に2本、上下左右合わせて8本です。下の写真は、6歳臼歯が生えている子供の歯列です。一番奥に生えている奥歯が6歳臼歯です。


 6歳下    
 6歳上
  下の歯                       上の歯                 

 
6歳臼歯は、6歳になった頃に生えて来る永久歯なのでこの様に呼ばれますが、6歳を待たずに生えてくる例もたくさん見られます。6歳臼歯に限らず、生えたばかりの永久歯は歯質しっかり形成されていないので、虫歯になりやすいです。とくに、生えて来る途中はにある時期は歯茎に埋まっている部分と、顔を出している部分があり、汚れがたまりやすい状態です。

まだ自分だけできれいに磨くのは難しいので、毎日仕上げ磨きをしっかりして上げて下さい。9歳ぐらいまでは仕上げ磨きが必要です。歯磨きの後はフッ素を塗って歯質を強くすることも大切です。また3~4か月ごとの歯科医院での検診をする事で虫歯の早期発見や虫歯の予防処置が出来ます。

6歳臼歯は物を噛むのに最も重要な役割を持った永久歯です。虫歯にしないように出来るだけの事をしてあげて下さい。
 

  

| お口の中の基礎知識 | 09:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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